焼きカレーじゃないよ! “外カリッ中とろ”直方で愛されるソウルフード「カレー焼き」
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こんにちは。FBSアナウンサーの伊藤舞です。
カレー日記125回目は、直方のソウルフード『カレー焼き』です。
FBS福岡放送『めんたいワイド』の「火曜カレー部」で取材したお店を詳しく紹介していきます。
直方のソウルフード「カレー焼き」って…?
直方市にソウルフードがあると聞き、JR「直方」駅前へ。駅前で聞き込みをすると、「次元さん」「カレー焼き」との声が!
「焼きカレー」はよく聞くけれど……「カレー焼き」? しかも、地元の高校生からは、学校帰りによく食べているとの声も。
さっそく地元の方に案内していただき、『次元』というお店に行ってみました。
直方駅から歩いて5分!「からあげ&カレー焼き 次元」(直方市)
JR「直方」駅から歩いて5分ほど、『からあげ&カレー焼き 次元』に到着です。
看板には「50年の伝統を受け継ぐ 直方のソウルフード」と書かれています!
昔ながらのこの雰囲気と、かわるがわるやってくる地元のお客さん。
親子連れだったり、学校帰りの高校生だったり、差し入れにと大量買いしていく女性……地元に根付いている感じが伝わってきます。
熱々もっちり生地の中からキャベツがザクザク甘口カレー!直方のソウルフード「カレー焼き」
こちらが、直方のソウルフードといわれる『カレー焼き』(1個150円)です。
回転焼きを細長くしたような形で、中にはあんこ……ではなく、キャベツたっぷりのカレーが入っています。
外はパリッと、中はもちもちで少しトロトロ感も残った生地に、カレーの中のザクザクキャベツの食感が良いアクセント!
誰でもおいしく食べられるようにと、カレーは辛さ控えめ。さらに、にんじん、玉ねぎ、じゃがいもといった野菜の甘みも引き立ちます。
細長いこの新鮮な形も、食べてみると、手軽に食べやすくてとってもいい! みんなに愛されるのも納得です。
創業60年!今や九州でここだけの「カレー焼き」
実は、このカレー焼き、かつては全国各地で作られていたそう。
しかし時代と共にその数が減っていき、今ではカレー焼きを作っているのは、全国でわずか5店舗ほどとのこと。九州では、ここ『次元』だけです。
看板には「50年の伝統を~」とありますが、これは約10年前にかけた看板。今は創業60年ほどなんだそうです!
実は先代のときに、店を閉める話も上がっていたそう。そんな中、その話を聞いた地元直方出身の現店主・大神さんが、地元に戻ってくるタイミングで店を譲り受けたとのこと。
かつては学生としてこのカレー焼きを食べてきた大神さんが、今は学生たちが食べるカレー焼きを作っている、なんとも感慨深い話です。
カレーが入ったカレー焼き以外にも、『クリーム』(1個150円)や『あずき』(1個150円)などのメニューも。さらに、金・土・日限定で辛さが引き立つ『大人のカレー焼き』(1個150円)などもあります!
さらに、唐揚げやたこ焼きも大人気!
地元を愛し地元に愛される、カレー焼きの『次元』。催事に出店することも多いそうなので、見かけたときはぜひ1度食べてみてくださいね!(文/伊藤舞)
<店舗情報>
■からあげ&カレー焼き 次元
住所:直方市古町3-2
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/伊藤舞
※FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)
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