記念日に行きたい!“老舗寿司店がリニューアル”貫禄の「おまかせコース」全貌紹介(福岡市南区老司)
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こんにちは。Instagramで『インスタグルメアワード』と福岡グルメ『ちひログ』を運営しているCHIHIROです。
今回は、福岡市南区にある創業50周年を機にリニューアルした老舗寿司店をご紹介します。
創業50年の老舗がリニューアル!和食職人の繊細な技を楽しめる「鮨ちふね」(福岡市南区老司)
福岡市南区老司にある『鮨ちふね』。駐車場が2台あるので、車でのおでかけにも便利です。
50周年を機に改装、2021年8月にリニューアルオープンしました。
寿司を握るのは、長年和食の職人として腕を磨いてきた2代目大将の宅島さん。物腰やわらかで、技術はもちろん、食材を厳選する目利きも一流です。
目の前で披露される技術や、食にかかわる知識の量にも圧倒されます! お料理からは、心遣いと温もりも感じられました。
和食職人の繊細な技を堪能できる「おまかせコース」
今回は夜営業限定、完全予約制の『おまかせコース』(11,000円)をいただきました。一品料理が8品、握りが12貫です。
まずは、一品料理8品からご紹介します。
鮟鱇の肝 うま煮
最初に登場したのは『鮟鱇(あんこう)の肝 うま煮』。
「海のフォアグラ」とも呼ばれる鮟鱇は、肝の部分に栄養を蓄えるため、旨みがたっぷりと含まれ、濃厚でまろやかな味わいが特徴。一皿目から心をつかまれてしまいます!
鮃の昆布締めと長崎県産の鮪
次にやって来たのは『鮃(ひらめ)の昆布締めと長崎県産の鮪(マグロ)』。
長崎産の鮪はそのまま刺身に。「九州産のものには熟成などの手は加えず、鮮度の良い状態で味わってほしい」という思いのこもった一品です。
鮃は2日間ほど昆布締めを行い、もっちりとした透明感のある味わいを楽しむことができます。
鰻の茶碗蒸し
鹿児島産の鰻(うなぎ)を使用した『鰻の茶碗蒸し』。
鹿児島県枕崎産の鰹節で出汁をとってあり、濃厚で繊細なお出汁の風味が口いっぱいに広がります。鰻のやさしい脂の旨みと、やわらかな食感がたまらない、大将の繊細な技術を感じる逸品です。
サザエの壷焼き
長崎県平戸産のサザエを使用した『サザエの壺焼き』。
肝までしっかりと下処理されているので、苦味がほとんどなく、ぎゅっと凝縮したサザエ本来の旨みや食感を楽しめます。
肝が苦手な方も、サザエから出た最後の出汁まで、すべておいしく楽しめますよ。
イカと雲丹ソース
透明の美しい器で登場した『イカと雲丹のソース』。
イカの耳の付け根の部分と、「いかげそ」の軟骨の部分を刻んであり、口の中でそれぞれ異なる食感が楽しめます。
イカの透明感のあるおいしさと、贅沢で濃厚なウニのソースの味わいがたまりません!
かぶら蒸し
すりおろしたかぶと白身魚をあわせた旬の料理『かぶら蒸し』。この日は旬の鰆(さわら)とあわせていただきました。
蓋を開けた瞬間に香るお出汁の風味と、やさしくて甘さのあるかぶの旨みに感動します。
こちらの『かぶら蒸し』は、大将が修行時代に食べた思い出の味を再現したもの。「かぶ」が旬の季節になると、振る舞うことが多いという逸品です。
赤出汁
鹿児島県枕崎の『半枯節』という鰹節を使用した赤出汁。
上質な鰹で出汁をとった赤出汁は、蓋を開けた瞬間の香りと、ふわっと華やかな味わいがたまらない一品です。
次に、握りをご紹介します。
『おまかせコース』の握りは、全部で12貫。
『鮨ちふね』ではネタの味わいをしっかりと感じられるよう、酢と砂糖と塩のみで味付けしたシンプルなシャリを使用。一つひとつのネタの鮮度に感動してしまいますよ。
また、お寿司を置く台は、小石原焼窯元『秀山釜』のものを使用。お寿司が美しく見えるのも見どころです。
鮃の昆布締め
一品料理でも登場した『鮃(ひらめ)の昆布締め』は、寿司でも楽しめます。もっちりとした透明感のあるおいしさがたまらない逸品です!
槍烏賊
次に登場したのは『槍烏賊(やりいか)』。口の中でやわらかくほどけていく食感と、やさしい甘みのある味わいに幸せを感じます。
おかか巻き
大将こだわりの『おかか巻き』には、鹿児島県枕崎の「半枯節」を使用。
目の前で削りたてのものを、海苔とご飯の上にたっぷりとのせて『おかか巻き』にしていただきます。
ふんわりと鼻先に届く鰹の香りと、口の中に広がる上質な旨みがたまらない逸品です。
大トロ
贅沢な『大トロ』は、ふわっととろけていく脂の甘さに感動してしまいます。
赤身
大将が「あえて大トロの後に食べてほしい!」というのが、鮪(マグロ)の『赤身』。
この日は長崎県産の鮪を使用。脂が多くやわらかなお腹の部分を贅沢にいただきます。
口の中に入れた瞬間にとろける食感と脂の良質な旨みは、大トロに引けをとらない逸品でした。
鯵
長崎県産の『鯵(アジ)』は、さわやかな香りと脂の旨みがたまらない逸品。やさしい弾力を感じられ、さっぱりとしていながらもコク深いおいしさです。
雲丹
糸島の芥屋でとれた『雲丹』を贅沢に。濃厚な旨みとゆっくりととろける食感に、幸せを感じられる逸品です。
車海老
弾力のある『車海老』も楽しみのひとつ。
熊本県天草産の車海老を使用し、そのしっかりとした大きさと歯応えのある弾力に、車海老の迫力を感じます。
帆立
『帆立』は北海道産を使用。やわらかくふわっとした食感に、鮮度と上質さを感じます。
かんぴょう巻き
かんぴょうを甘辛く煮たものを細巻きにした、古くから親しまれている『かんぴょう巻き』。
大将が目の前で仕上げてくれるかんぴょう巻きは、一口サイズで食べやすさもおいしさも満点です!
煮穴子
長崎県対馬産の『煮穴子』。触れた瞬間に分かるふわっとしたやわらかさ。
口に入れると穴子がふわっととろけていき、極上のおいしさです。
おいなり
最後の一品は、和食職人の大将自慢のお出汁がたっぷりと染み込んだ『おいなり』。
ジュワッとお出汁が口いっぱいに広がり、やみつきになってしまうこと間違いなしの逸品。
『おいなり』は、テイクアウトすることも可能(10個入り1,000円)。自宅でゆっくりとその味を楽しむこともできます。
お出汁の繊細ながらも存在感あふれる味わいと、一つひとつのボリュームに、何度でもリピートしたくなるメニュー。手土産にも喜ばれること間違いなしです!
八女の深蒸し茶
食後に出てくるのは、八女でおいしい淹れ方を習得してきた大将自慢の『八女の深蒸し茶』。
『ゆげ製茶』の茶葉を使用し、大将が心を込めて淹れてくれます。
同じ「八女茶」でも、淹れ方によって風味や味わいが全く異なるといいます。
寿司のおいしい余韻を消さない、奥深くてやさしい味わいのお茶。最後の最後まで感動してしまいました。
まだ寿司は初心者の私ですが、料理のおいしさだけでなく、食材の知識などもたっぷりと学べました!
和食職人の大将が作る、繊細で丁寧なお寿司や一品料理は、どれを口に運んでも感動してしまうものばかり。大切な記念日に足を運べば、かけがえのない時間になること間違いなしです。
やさしい大将のお人柄を感じる、真心のこもった寿司を堪能しに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。(文/CHIHIRO)
<店舗情報>
■鮨ちふね
住所:福岡市南区老司1-11-21
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/CHIHIRO
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