TOP > グルメ > 20杯限定の透明豚骨スープも!人気ラーメンに隠された波乱万丈人生と兄弟愛(福岡県宗像市)

20杯限定の透明豚骨スープも!人気ラーメンに隠された波乱万丈人生と兄弟愛(福岡県宗像市)

2021.01.24

ラーメンに人生をささげる兄弟職人が作り出す絶品豚骨ラーメンとは? ラーメンに打ち込むことで救われた職人の波乱万丈な人生とは?

2021年1月19日(火)に放送されたFBS福岡放送『めんたいワイド』のコーナー「人生コレに賭けてます」からご紹介します。

兄弟店主が切り盛りする人気ラーメン店「麺や道(めんやみち)」(福岡県宗像市)

福岡県宗像市にあるラーメン店『麺や道(めんやみち)』。

麺や道(めんやみち) 外観

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

兄・太田徹さん、弟・旭さんの兄弟が切り盛りする人気のラーメン店です。

麺や道(めんやみち) 兄弟店主

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

灰汁を取りながら豚骨スープを15時間以上煮込み、手間暇かけて作られたラーメンがこちら! 『極らー麺』(600円)です。

麺や道 ラーメン

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

リポーターも「ばり良い香り! マスクしとってもめっちゃくる!」と食べる前から豚骨のうま味を感じている様子。

いざ実食。「臭みが全然ない! うめぇ!」と大絶賛! この表情です。

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

その日作ったスープに、熟成した前日のスープを混ぜ合わせることで、濃厚ながら臭みの少ない豚骨スープに仕上がるんだそう。時間をかけて作るからこそ出せる味です。

麺は、スープによく絡む細麺を使用。スープとの相性バッチリ!

麺や道 ラーメン

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

そして、1日20杯限定の『幻らー麺』も!

麺や道(めんやみち) 幻のラーメン

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

豚のゲンコツから最初にとった“一番出汁”のようなスープは透明! 約95℃をキープしながら、6~8時間煮込むんだそう。沸騰させたらダメなので、営業中も目を離さず手間暇かけて作り上げたラーメンです。

麺や道(めんやみち) 幻のラーメン

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

「お出汁に近い香り! めっちゃうまい! このスープだけで出せるくらい」な味だそう。麺をすすると、ほのかに香るニンニクの風味もたまらないようです。

“感謝”の気持ちを忘れない!

こちらが、ラーメンのこだわり円グラフ。当たり前ですが忘れがちな、“感謝をする”ことを大切にしているんです。

麺や道(めんやみち) こだわり円グラフ

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

丁寧に作ることと、感謝をすることにこだわって作られたラーメンは、「豚骨ラーメンは苦手だったけど、ここのラーメンで克服した」「こってりしているようで重くないから食べやすい」「クセになる」「初めて来たときにおいしいと思って通っている」と今や地元の人に愛される味。

ですが、最初から上手くいっていた訳ではありません。

兄・徹さんは元自衛隊員!波乱万丈の人生の中で出会った「ラーメン」

店主で兄の徹さんは、元自衛隊員。当時は忍耐力もなくフラフラとしていたそうで、自衛隊にも馴染めず1年で辞めました。そのあとも何をやっても長くは続かず、バーテンダー、警察官と職を転々とし、フリーターだった時期もあり、まさに波乱万丈の人生。

麺や道(めんやみち)店主の過去

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

徹さんが書いた「人生グラフ」からも波瀾万丈ぶりがうかがえます。

麺や道(めんやみち) 人生グラフ

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

何をやっても長くは続かなかったという徹さんの人生を変えたのが、「ラーメン」との出会い。

27歳のとき、知り合いが働くラーメン店で働き始め、自分が作ったものを「おいしい」「また来るね」と喜んでもらえることがうれしく、ラーメン作りが自分に合った職業だと思ったそうです。

しかし、30歳のときに勤めていたラーメン店が閉店。思い切って店舗を買い取り、弟・旭さんと『麺や道』をオープンさせました。

麺や道(めんやみち)

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

「すごく儲かると思ってた」そうですが、現実は甘くなく、お客さんが多かったのは最初の1カ月だけ。

「ラーメンをナメてた」「勘違いしてた」と振り返る、その当時の徹さんは、「俺が作るけんウマいやろ」と自分が作ったラーメンをほとんど食べることがなかったそう。

売り上げが上がらず、厳しい日々が続くなか、弟・旭さんの支えもあり、ラーメンと向き合うことに。

全国100軒以上のラーメン店を食べ歩き、試作を繰り返して理想のラーメンを完成させました。

麺や道(めんやみち)

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

ラーメンを長く続けられている理由は、「自分がどう作っているとかではなく、お客さんに支えられたのが1番」だと徹さんはいいます。

辛いときの支えになったのはお客さんだけでなく、自分のラーメンに自信を持てなくなった徹さんに「辞めりゃいいやん」と厳しい言葉も言ってくれた“地元の仲間”たちの存在も。

麺や道(めんやみち) 地元の仲間

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

飲食店をやっていたり、飲食店に感染対策の施工をするサービスを行っていたりするという“地元の仲間”の皆さん、コロナ禍で大変なときに、徹さんの頑張りを見て、頑張らないと!と思えたんだそう。「感謝してる」とお互いがお互いの支えになっているようです。

ラーメンに救われた店主の目標

麺や道(めんやみち)

画像:FBS福岡放送『めんたいワイド』

何をやっても長続きしなかったとき、ラーメンに打ち込むことで救われた店主・徹さんの目標は「“宗像に来たら『麺や 道』に行かないかん”と思われるお店にすること」。

店舗を増やすことは考えてなく、「来てもらうお客さんに感謝すること」をこれからも大切にしていきたいとのこと。

弟・旭さんも「兄ちゃんが言うことがすべて」と話してくれました。

宗像を訪れたときには、兄弟職人が作り出す絶品豚骨ラーメンを食べに行きたいですね。(文/ARNE編集部)

〈店舗情報〉
麺や道
住所:福岡県宗像市稲元2-2-20
詳細は麺や道
※この記事は番組放送時点での情報です。※出展: FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)

【参考・画像】
※ FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)

#福岡のグルメ をまとめてチェック!
#福岡周辺 #めんたいワイド
⇒【NEW】福岡の新着情報はコチラから